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大規模修繕で騒音はどのくらい?住民説明で先に伝えておきたいこと

こんにちは。MRCの平松です。

大規模修繕の住民説明を考えるとき、かなりの確率で聞かれるのが
「騒音はどのくらい出ますか?」
という質問です。

これは本当に多いです。

工事費や施工会社のことももちろん気になるのですが、住民の皆さんにとっては、毎日の生活にどの程度影響があるのかの方が、ずっと切実だったりします。
特に在宅勤務の方、小さなお子さんがいるご家庭、高齢の方、夜勤のある方などにとっては、騒音の話はかなり重要です。

理事会の中では、つい
「工事だからある程度は仕方ない」
と考えてしまうこともあるかもしれません。
ただ、住民説明ではそれだけでは足りません。

実際に知りたいのは、

・どんな作業で音が出るのか
・ずっと続くのか
・特に大きい音が出るのはいつ頃か
・事前に分かるのか
・暮らしにどんな影響がありそうか

といった、もう少し具体的なところだからです。

今回は、大規模修繕で騒音はどのくらいあるのか、どういう場面で出やすいのか、理事会としてどのように整理して伝えると住民の皆さんに伝わりやすいのかをまとめてみたいと思います。

騒音の話は住民の不安の中心になりやすい

大規模修繕の説明では、工事の必要性や見積比較が中心になりやすいです。
ただ、住民の皆さんが本当に気にしていることの一つが、工事中の音です。

それは当然のことだと思います。

たとえば、工事の必要性については頭では理解できても、
「日中ずっと大きな音がするのではないか」
「家にいられないほどなのか」
「子どもがお昼寝できないのではないか」
という不安があると、工事全体への印象も重くなりやすいです。

しかも騒音は、工事の内容より先に暮らしへの影響として感じやすいです。
だからこそ、住民説明では後回しにせず、早めに取り上げた方が話が伝わりやすくなります。

ずっと同じ音が出るわけではない

ここは先にお伝えしておきたいポイントです。

住民の皆さんの中には
「工事期間中ずっと激しい騒音が続くのでは」
と想像される方もいます。
でも実際には、工事期間中ずっと同じような大きな音が出るわけではありません。

作業内容によって、音の出方はかなり違います。

たとえば、

・比較的音が少ない作業
・人の出入りはあるが強い騒音は出にくい作業
・一時的に大きな音が出やすい作業

が分かれています。

そのため、住民説明では
「騒音があります」
とひとまとめにするより、
どの工程で音が出やすいのか
を分けて伝える方が、不安はかなり小さくなります。

騒音が出やすい主な作業

理事会の中でも、まず押さえておきたいのは、どんな工程で音が出やすいかです。

一般的に、住民の皆さんが強く音を感じやすいのは次のような作業です。

足場の設置と解体

足場工事は、最初と最後に行われることが多く、金属音が響きやすい工程です。
建物の外側で音が広がるため、住民の皆さんも工事の始まりをかなり強く感じやすい場面です。

高圧洗浄

高圧洗浄は、強い水圧を使って外壁や床などを洗っていく作業です。
金属音のような騒音ではありませんが、機械音や水の音が続くため、気になる方は少なくありません。

外壁補修や下地処理

外壁の補修では、劣化部分をはつる作業や下地処理を行うことがあります。
この工程では打撃音や振動を伴うことがあり、住戸内でも響いて感じることがあります。

シーリング撤去や一部の塗装前処理

シーリングの撤去や下地調整の工程でも、使用する工具によっては音が気になることがあります。
ずっと大音量というわけではありませんが、断続的に気になる場合があります。

つまり、騒音といっても種類が一つではなく、工程によってかなり性質が違うということです。

住民が知りたいのは「どのくらい続くか」

理事会では
「どの作業で音が出るか」
に意識が向きやすいのですが、住民の皆さんが本当に知りたいのは
その状態がどのくらい続くのか
ということです。

たとえば、1日だけかなり大きな音があるのか。
数週間にわたって断続的に続くのか。
午前中が多いのか、日中ずっとなのか。

この違いで受け止め方はかなり変わります。

そのため、住民説明では
「音が出る工程があります」
だけではなく、
特に注意したい時期や期間の考え方
まで伝えると、かなり親切です。

工事全体の話と生活の話は分けて伝える

騒音の説明が分かりにくくなりやすいのは、工事の工程説明と生活影響の説明が混ざってしまうときです。

施工会社の工程表では、工事を進めるための作業順序が整理されています。
ただ、それをそのまま住民の皆さんに見せても、
「自分の生活にどう関わるのか」
が分かりにくいことがあります。

そこで理事会としては、

・工事としては何をしているのか
・住民生活にはどんな影響があるのか

を分けて整理した方が伝わりやすいです。

たとえば、

「この時期は外壁補修で打撃音が出やすい」
「この時期は高圧洗浄のため機械音と水音がある」

というように、生活目線に言い換えて伝えるだけでも、かなり違います。

騒音の感じ方には個人差がある

ここも理事会で押さえておきたい点です。

同じ音でも、

・日中ほとんど家にいない方
・在宅勤務の方
・乳幼児がいるご家庭
・介護が必要なご家族がいる世帯
・夜勤明けで昼間に休む方

では感じ方が違います。

つまり、工事側が
「通常の作業音です」
と思っていても、住民の皆さんの生活から見るとかなり大きな負担になる場合があります。

そのため、住民説明では
「騒音は避けられないのでご理解ください」
だけではなく、
どのような方に影響が出やすいかを意識した言い方
をした方が受け止められやすいです。

“騒音があります”だけでは不安が大きくなる

住民説明の資料やお知らせで、
「工事に伴い騒音が発生します」
という表現はよく見ます。

もちろん、間違っているわけではありません。
ただ、それだけだと住民の皆さんは、自分にどの程度影響があるのか分からないままです。

その結果、必要以上に身構えてしまうことがあります。

理想としては、

・音が出やすい工程
・おおよその時期
・ずっとではないこと
・事前に案内すること
・変更があれば周知すること

まで伝えられると、かなり印象が変わります。

不安を小さくするのは、「音がないこと」ではなく、見通しが持てること だったりします。

理事会で整理しておきたいこと

住民説明の前に、理事会の中であらかじめ整理しておきたいことがあります。

たとえば、

・特に音が大きくなりやすい工程は何か
・その時期はいつ頃か
・終日続くのか、時間帯に偏りがあるのか
・住民への事前案内はどうするか
・問い合わせがあったとき、どう答えるか

このあたりが共有できていると、説明会でも慌てにくくなります。

逆に、理事会の中で
「たぶん大丈夫だと思います」
くらいの状態だと、住民から具体的な質問が出たときに苦しくなります。

音の話は事前周知の質で印象が変わる

同じ工事でも、住民の皆さんの受け止め方は、事前周知の質でかなり変わります。

たとえば、

・急に大きな音が始まる
・いつまで続くか分からない
・事前案内が簡単すぎる
・問い合わせ先が分からない

こうした状態だと、不満が大きくなりやすいです。

反対に、

・どの工程で音が出やすいか
・だいたいの時期
・事前にお知らせすること
・質問先が分かること

が整理されていると、同じ工事でもかなり受け止めやすくなります。

つまり、騒音そのものをなくせなくても、周知の仕方で印象はかなり変わる ということです。

“我慢してください”で終わらせない

工事には一定の騒音が伴うので、完全にゼロにはできません。
それは住民の皆さんも頭では分かっていることが多いです。

ただ、だからといって
「工事なので我慢してください」
で終わってしまうと、どうしても反発が出やすくなります。

そうではなく、

・どんな理由で音が出るのか
・どういう時期に出やすいのか
・ずっとではないこと
・事前に案内すること
・できるだけ配慮しながら進めること

まで含めて伝えた方が、納得感につながりやすいです。

住民説明では、結論だけでなく、そこに至る背景まで見せる方が伝わります。

住民説明資料では図や工程の見せ方も効果がある

騒音の説明は文章だけだと伝わりにくいことがあります。
そのため、資料では簡単な工程イメージや時期の図を入れると分かりやすくなります。

たとえば、

・足場設置
・高圧洗浄
・外壁補修
・塗装
・足場解体

という流れの中で、特に音が出やすい工程に印をつけるだけでも、住民の皆さんはかなりイメージしやすくなります。

生活影響の説明は、工事の専門資料より、暮らし目線に言い換えた資料 の方がずっと伝わります。

よくある質問(Q&A)

大規模修繕ではずっと騒音が続く?

ずっと同じような大きな音が続くわけではありません。
工程によって音の出方はかなり違います。
特に足場設置、外壁補修、高圧洗浄などの時期に気になりやすいことが多いです。

一番音が出やすい作業は何?

マンションによって違いますが、足場工事や外壁補修の一部では大きめの音が出やすいです。
高圧洗浄も機械音や水音が続くため、気になる方は少なくありません。

住民説明では何を伝えるといい?

音が出ることだけではなく、どの工程で、いつ頃、どのくらい影響がありそうかを整理して伝えると、住民の皆さんも見通しを持ちやすくなります。

まとめ

大規模修繕の騒音は、住民の皆さんにとってかなり気になるテーマです。
工事内容よりも先に、生活への影響として不安になることも少なくありません。

そのため、理事会としては
「音は出ます」
だけで終わらせるのではなく、どの工程で、どの時期に、どの程度影響が出やすいのかを整理して伝える視点が必要になります。

騒音は完全になくせなくても、見通しを持てる形で共有することで、受け止め方はかなり変わります。
住民説明では、工事の専門的な流れより、暮らしへの影響がどう出るかを言い換えて見せる方が伝わりやすいです。

音の問題は避けにくいからこそ、事前にどれだけ整理して共有できるかが、その後の進み方にかなり影響してきます。

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