リゾートマンションの長期修繕計画見直し
前回大規模修繕工事の実施後、一度も長期修繕計画の見直しが行われておらず、建物の現状や修繕履歴を反映した計画へ再構築したいとのご相談をいただきました。
| 物件名称 | SFLマンション |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 |
| 構造・規模 | 鉄筋コンクリート造/地上10階建/59戸 |
| 業務名 | 長期修繕計画策定業務 |
[ 課題解決例 ]
課題感
温泉施設などリゾートマンション特有の共用設備を有するため、一般的なマンションとは異なる修繕計画が求められていました。また、過去に2度の借入を実施しており、修繕積立金も将来的な修繕費用に対して不足する状況となっていました。
解決施策
実施内容
前回大規模修繕工事以降の修繕履歴を整理し、温泉施設などの特殊設備については実績を踏まえて修繕計画へ反映しました。また、資料が不足している部位については簡易積算を実施し、リゾートマンションの長期修繕計画策定実績を活かして、実態に即した30年間の長期修繕計画および資金計画を再構築しました。
提案のポイント
資金シミュレーションの結果、現状の修繕積立金では将来的な資金不足が見込まれました。均等積立方式では非現実的な値まで引き上げる必要があり、区分所有者への負担が大きいことから、現実性を考慮した改定案をご提案しました。
単年度の資金不足については住宅金融支援機構(公庫)等の融資を活用しながら対応することを前提とし、借入による利息負担を可能な限り抑えられる資金計画を策定しました。また、修繕積立金は国土交通省ガイドラインの目安を下回る水準であったことから、適正水準への見直しについても併せてご提案しました。
成果
修繕履歴やリゾートマンション特有の設備を反映した実現性の高い長期修繕計画を再構築しました。将来の資金不足を可視化するとともに、借入への依存を抑えながら管理組合の負担にも配慮した現実的な資金計画を提案し、今後の修繕事業を見据えた長期的な運営方針の整理を支援しました。
