築45年で初めての長期修繕計画策定
築45年を迎えたマンションでしたが、これまで長期修繕計画が作成されておらず、将来の修繕時期や必要な修繕積立金について明確な指針がない状況でした。また、過去に実施した修繕工事の借入金返済も継続しており、将来の資金計画を含めた長期的な見直しが求められていました。
| 物件名称 | NHマンション |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 |
| 構造・規模 | 鉄筋コンクリート造/地上4階建/17戸 |
| 業務名 | 長期修繕計画策定業務 |
[ 課題解決例 ]
課題感
・長期修繕計画が未策定で将来の修繕方針が明確になっていなかった
・借入金の償還を考慮した資金計画が必要だった
・将来の大規模修繕工事に向けた資金不足が懸念された
・修繕積立金は既に一定水準まで積み立てられており、大幅な値上げは現実的ではなかった
解決施策
実施内容
・初めてとなる30年間の長期修繕計画を策定
・借入金の償還予定を反映した長期収支シミュレーションを実施
・建物の現状や修繕履歴を踏まえ、修繕周期・工事項目・概算工事費を整理
・昨今の建設価格や資材価格の上昇を反映した実勢価格で工事費を算出
・修繕積立金と修繕費のバランスを検証し、将来の資金計画を見える化
提案のポイント
資金シミュレーションの結果、将来的に大規模修繕工事で資金不足が生じる可能性があることが判明しました。一方で、修繕積立金は国土交通省ガイドラインに照らしても一定水準であり、更なる値上げは管理組合の負担を考えると現実的ではありませんでした。
そのため、単純な積立金の増額ではなく、修繕周期の見直しや施工範囲の最適化を行い、建物の資産価値を維持しながら必要最低限の修繕を計画的に実施する方針をご提案しました。
成果
築45年で初めてとなる長期修繕計画を策定し、借入金返済を含めた将来の資金計画を明確化しました。管理組合が将来の修繕リスクを把握できるようになり、資金計画と修繕計画を両立した現実的な長期修繕計画として、今後の修繕方針を検討する基盤を整えることができました。
